CB1100のブレーキ鳴きが気になり、コンバインドABSのブレーキメンテナンスをしてみた。

注意 ブレーキは重要保安部品ですので、自分でメンテナンスをする事が不安な場合は、迷う事無く専門店に依頼して下さい。セルフメンテナンスは必ずご自身の責任のもとで行ってください。
 

 

結構前から気になっていたのですが、気にしないふりをしながら乗り続けてきました。

でも・・・

 

もう~~我慢の限界ですよ!

 

て、何が限界なのかと申しますと・・・

 

ブレーキの鳴きですよ!

しかも、前も後ろもなんですよ!

 

赤信号で止まろうとすると、

 

「キィィーーーキィィーーー。」

 

めっちゃ恥ずかしい。

なので、鳴らないように気をつけながらやさしく、やさ~~しくブレーキレバーに

じんわりと力を入れるんですが、

 

「キィィーーーキィィーーー。」

 

やっぱり鳴るがな。w

 

「キィィーーーキィィーーー。」

 

どうやっても鳴る。

ビンボくさいったらありゃしない。

 

 

そこで先週のオイル交換時にバイク屋さんでブレーキメンテナンスの方法を聞いてきましたので、

やってみようかと思いました。

ブレーキというのは、もし不具合があると直接命に関わるので、今まで自分では

絶対に触らなかったのですが、最近はコロナ問題でツーリングにもあまり行けなくて

バイクいじりをする時間があるのと、最悪やってみてどうにもならなくなったら、

近々チェーン交換の時にバイク屋さんに直してもらえばいいや。w

という軽い気持ちでチャレンジしてみる事にしたんです。

 

 

しかし!

ここで問題が!

 

 

バイク屋さんでやり方を聞いてきてからすでに1週間が経過していますので、

最初に緩めるボルト、次に外すボルト、そして絶対に触っちゃあかんボルトを

覚えているのかどうかが問題なんです!

昨日の晩飯に何を食べたのかすらなかなか思い出せない記憶力。w

 

そんな僕でもできるのか?

どうなんでしょうか?

 

では、やってみよ~~!

 

まずはフロントブレーキからやってみます。

 

 

まず最初にパッドピンを少し緩めます。

 

 

コンバインドABS車はパッドピンは1本となっています。

次に、キャリパーマウントボルトを2本外します。

 

 

基本的にこの3本のボルト以外は触っちゃあかんボルトです。

変なとこ緩めちゃったりすると、最悪の場合ブレーキフルードが漏れちゃったりして

大変な事になります。

そして次にキャリパーを外しますが、ここにABSのセンサーが付いていますので、

 

 

ぶつけないように慎重にそっとずらしながら外します。

 

ブレーキダストで真っ黒やん。

 

 

ブレーキパッドは前回の交換から17300km走っていますが、まだ大丈夫そうですので

綺麗にしてそのまま使います。

 

 

裏側に付いているシムを外し、パーツクリーナーでグリスを綺麗に洗浄します。

 

 

元は茶色だったみたいですね。w

なんかポロンと落ちてきたこのパーツもパーツクリーナーで綺麗に。

 

 

て、どこのパーツやろ?

キャリパー本体は、台所用洗剤を薄めたやつと歯ブラシで綺麗にします。

 

 

ブレーキレバーを握りつつ、ピストンを出しつつ、綺麗に。

 

 

ピストンは出し過ぎると外れてしまって、フルードがダダ漏れになるそうなので注意します。

飛び出してきたピストンは、指で力を入れて押し戻すと引っ込みます。

 

数回繰り返し、動きに問題がなければOK!

 

あ、さっきのコの字形パーツは、ここに付いてたやつみたいです。

反対側のキャリパーを見て確認しました。w

 

 

そしてパッドの裏側、シム、この字パーツに鳴き止めグリースを薄く塗り、組み付けていきます。

 

 

  • RK JAPAN 鳴き止めグリース 参考価格880円(税込)

 

パッド表面にグリースが付かないようにと、パーツの向きなどを間違えないように注意します。

 

 

僕みたいな昨日の晩飯を忘れてしまうような記憶力の人は、写真を撮りつつバラしていく事を

オススメします。w

 

 

組付けOK~!

キャリパーマウントボルトには、ネジロックを塗って締め付けます。

 

 

そして外した3ヶ所のボルトを増し締めして、完了です。

反対側の真っ黒キャリパーも・・・

 

 

同様に綺麗にします。

 

 

次にリアブレーキのメンテナンスです。

 

 

リアブレーキもパッドピンは1本です。

 

 

軽く緩めておき、次にキャリパーマウントボルトの後側の1本を外します。

 

 

そのままキャリパーを上に持ち上げて、パッドピンを外し、パッドを抜き取ります。

 

 

キャリパーは外さず、このままの状態で洗浄します。

 

 

リアブレーキのピストンは、指で押すぐらいじゃビクともしなかったので、

ピストンを押し出すのはやめて、そのまま洗浄しました。

そして、コの字パーツもパーツクリーナーで洗浄し、

 

 

薄くグリースを塗り、ここに戻します。

 

 

リアブレーキパッド、シム、断熱材はパーツクリーナーで洗浄後にグリースを薄く塗り、

パッドとシムの間に断熱材を挟み、組み付けます。

 

 

リアブレーキパッドももう少し使えそうです。

次にパッドをキャリパーに組み付けていきますが、狭い場所なのでグリースがパッド表面や

ディスクに付かないように気をつけながら行います。

 

 

パッドピンがサビっぽく見えるのは、茶色い鳴き止めグリースです。

パッドはサビてますので、次回に要交換ですね。

 

 

組み付けたら外した2本のボルトを増し締め。

最後に前後共ブレーキレバーを数回作動させて圧をかけ、ピストンを前に出しておきます。

 

そして走り出す前には、ちゃんとブレーキが効くかの確認も忘れないように!

 

リアブレーキはセンタースタンドでタイヤを浮かしておいて、手で回しつつ確認したり、

フロントブレーキは、バイクを前後に押し引きしつつ確認をします。

さらに心配性な僕は、走り始めはゆっくりから、徐々にスピードを上げつつ、

ブレーキの効きを確認しました。

 

で、問題が無ければこれで完了です~!

 

 

メンテナンス後はブレーキの効きも問題無く、気になっていたブレーキの鳴きも無くなって、

気分的にもなんだかスッキリといい気分。

初めてチャレンジしたブレーキパッドメンテナンスでしたが、

昨日の晩飯がなかなか思い出せない記憶力の僕でもできましたよ!w

次はパッド交換の時期にまたやってみたいと思います。

 

 

覚え書き

2020年6月6日

フロント・リアブレーキパッドメンテナンス

走行距離 58646km

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