レザークラフト初心者だけじゃなく、ある程度経験をしていても菱目打ちを一定に揃える事は、
なかなか難しいと思います。
僕も、菱目打ちを真っ直ぐに打ち込むのが苦手です。
でも、そんな僕でも菱目打ち機を使えば綺麗に揃った穴をあける事ができるんです。
菱目打ち機の製作記事はこちら↓
初心者でも穴が綺麗に揃い、静かに作業もできる、菱目打ち機の自作。
先日、カード1枚サイズのコンパクトウォレットを製作した時の事なんですが、
「菱目打ち機があって良かった~。」
と、思った出来事がありました。
小さな小銭入れを本体と縫い合わせようとした時です。
小銭入れ部分の厚みは1.5mmの2枚重ね。
本体部分も1.5mmですので、合計4.5mmの厚みになります。
菱目打ちを打ち込む表側は慎重にやれば揃える事ができるのですが、これくらいの厚みになりますと、
少し斜めに打ち込んだだけでも裏側の穴がバラついてしまうんですよね。
裏側が見えない所ならそれでもOKなんですが、今回は表側も裏側も見える所ですので、
革に対して「垂直」に菱目打ちを打ち込み、穴を揃える事が大事なのです。
そこで!
菱目打ち機の登場ですよ。
ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ、っと菱目打ち機で穴をあけますと・・・
表側は揃ってますが・・・
裏側は・・・?
菱目打ちが苦手な僕でも、簡単綺麗に裏側も揃える事ができました!
「あ~、作って良かった菱目打ち機。
最高~~!」
と、思った出来事でした。
そして、その後も試行錯誤しつつ、
あーでもない、こーでもない、と・・・
途中でちょっとつまづいたりもしましたが・・・
そんなこんなでなんとか完成したコンパクトウォレット。
前回作った物と比べて、大きさは2/3ぐらい?
少し硬貨、数枚のお札、カード1~2枚といった構成で、最低限の容量を持ち歩く為のウォレットと
なっています。
現時点での小さな修正点もありますが、使用してみての改善点をこれから検証していこうかと
思っています。
完成までもう一息といった所ですかね。
で、最後に・・・
自作の菱目打ち機を製作してみての使用感や気付いた点が一つあります。
こういったトグルクランプを使用して製作した菱目打ち機に、ちょっとした問題点がありまして、
実際に使ってみて初めてわかった事なんですが、簡単な細工で使いやすくなると思いますので、
もし同じ悩みを持っている方がいらっしゃっいましたら、参考になるかも?しれません。
動画でわかりやすくまとめましたので、よろしければ見てみて下さい。
これからも木槌でコンコンと打ち込む菱目打ちと、静かに垂直に打ち込む菱目打ち機を使い分けつつ、
思いついたレザー小物を製作していこうと思います。