誰でも簡単にできる!経年変化で痛んできたコバをD I Yで補修してみよう。


ヌメ革などのレザー製品をオートバイの鍵に付けていると、雨で濡れたり、

直射日光にさらされたり、風に揺れてぶつかったり、排気ガスや埃などの影響も受けるので、

革の痛みが早くなります。

通常なら、濡れてシミになったり薄汚れたりといった革の痛みは嫌がられるものなんですが、

僕的には、こういった経年変化は「オートバイと共に過ごした時間を物語る」ということでは、

意味のある劣化だと思っているんです。

ただ、長年にわたって愛用しようと考えるとメンテナンスも必要だと思います。

過酷に使用しつつ、補修しつつ、また旅に連れて行きつつ、また修理しつつ・・

 

なんて、思い出と共に革が育っていくなんて最高じゃないですか~!!

 

・・・・・・

 

え?

最・・高・・ですよね?

 

最高なんですよ!!

 

そこで、ほつれた部分を縫ったり、壊れたホックを交換したりなど、

工具や技術が必要な修理は難しいかもしれませんが、初心者やレザークラフト未経験な方でも、

DIYで簡単にできる補修方法を覚えておけば、お気に入りのレザー用品もさらに愛着の湧く、

世界で一つの物になるかと思います。

 

ちなみに、DIY (ディー・アイ・ワイ)とは、

 

「D」ドシロウトでも、「I」いちかばちかで、「Y」やってみよう!

 

の略である。

(↑ほんとか?w)

 

あ・・・いや・・・・

ちゃんと調べましたら英語で、Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語だそうです。

でも、おっきく分けたらだいたい意味あってるやん。w

 

って事で、僕のCBのタンクキー用キーホルダーも、

 

 

コバがボロボロになってきたので、ドシロウトがいちかばちかでやってみたいと思います。

(↑まだ言うか!w)

新品の時には磨いてあったコバですが、使うにつれて革の繊維がポロポロと荒れた断面に

なってきています。

 

 

それでは、まずは「お金は全くかけたくないんだよ!」バージョンから。

水を指に付けて、薄っすらとコバに塗り・・・

 

 

使い捨ての箸で擦る!

箸は、割り箸のような表面がザラザラの物でなく、ツルツルの物をチョイスして下さい。

アイスの棒でも良さそうです。

この方法で、

「んーーーーいまいちだなぁ。」

な場合は、#320~#600番ぐらいのペーパーである程度デコボコを慣らしてから、

 

 

もう一度水を薄っすらと塗り、擦ってみて下さい。

水だけでもこれだけの光沢は戻ってきます。

 

 

が・・・・耐久性はあまり期待できません。

そこで、次は「ちょっとだけならお金出してもいいよ。」バージョン。

トコノールという、コバ磨き専用の仕上げ材を使用します。

 

 

  • SEIWA トコノール 定価540円

 

たまに使うぐらいならこの容量で充分、しばらく使えるかと思います。

さらに予算があれば、専用のコバ磨き「コーンスリッカー」もあるといいです。

安い物で300円程度からあります。

 

 

  • コーンスリッカー3点セット 参考価格329円

 

百均で、何かよく似た物を探してみてもいいかと思います。

アイスの棒でもいいですし。

(↑てか、どんだけアイスの棒推しなん!w)

使い方は先程と同じ。

ペーパーである程度慣らしてから、水の代わりにトコノールを薄っすら塗り、

コーンスリッカーでひたすら擦る。

やり方は、こんなYouTube動画が参考になるかもです。

 

(↑おのれの動画やないかい!w)

 

その結果は・・・

 

 

ピカピカになりました。

(ちょっと写真がわかりにくいかな? )

 

トコノールには、毛羽立ちを抑える成分とワックス成分が配合されていますので、

やはり水とは仕上がりが違いますね。

今回やってみての個人的な感想ですが、水でもそこそこは綺麗になりますが、

全体的な艶や持続性を考えると、僕はトコノールでの補修をおすすめします。

 

 

あと、ついでにもう一つのメンテナンス方法ですが、雨に濡れてしまった革は、

乾く時に水分と共に油分まで一緒に失ってしまいますので、ニートフットオイルを薄く塗り、

数時間放置して馴染ませたら、柔らかい布で乾拭きして仕上げます。

(ニートフットオイルは想像以上に滲み込みますので、塗りすぎないよう注意して下さい。)

 

 

  • フィービング ニートフットオイル 参考価格1,000円

 

さらに、軽く日光浴をさせる事でカッコいいアメ色に変わっていき、世界に一つの物になっていきます。

 

という事で、DIYでできるコバの補修は、少しは参考になりましたでしょうか?

 

 

ツーリングに行く事で経年変化していき、自分でメンテナンスをする事でさらに愛着も湧いていき、

雨のシミや、黒っぽくなってしまった汚れの一つ一つでさえも思い出になる。

 

 

綺麗に育てていくのではなく、使い込んでいく事によって育てていく。

皆様のオートバイの鍵にも、そんなヌメ革キーホルダーはどうでしょう?

 

 

あれ?最後になんか趣旨が変わってしまったか?w

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