最近はあまり木工をする機会がないのですが、以前に3台ほど製作したレーシングポニーを紹介します。
はて?
レーシングポニーとは?
レザークラフトで手縫いをする時は、二本の針を使用し両手を使って縫っていきます。
その時に材料を挟んで固定しておく道具が、レーシングポニーなのです。
購入すれば1万円ほどしますが、自作すれば安く済みますので、
レザークラフトをされている方でまだレーシングポニーを使っていない方は、是非作ってみて下さい。
まず材料ですが、
- SPF材1×4 1本
- SPF材2×4 (SPF材1×4で代用する場合は無し)
- 蝶番(参考 幅75mm) 1ヶ
- バネ(参考 φ16x30~40mm) 1ヶ
- ノブスター M10 3ヶ
- ナット付き角座 M10 1ヶ
- 六角ボルト M10×80 1本
- 六角ボルト M10×100 1本
- ナット M10 1ヶ
- 平ワッシャー M10 10枚(バネ長さ30mmの場合)
- 平ワッシャー M4 4枚(ゴム紐の抜け止めに使用)
- タッピングビス M4x16 10本(蝶番・ナット付き角座)
- スリムスレッド 35mm(もしくはコーススレッド 32mm) 8本程度
ワッシャーの枚数は参考ですので、バネの長さによって枚数を変えて下さい。
次に、参考までに僕が作った時の寸法です。
t38x90x90の材料は、t19の二枚重ねでも代用できますので、1×4材6F(1820mm)一枚だけでもOKです。
アーム部分の寸法は、好みに合わせて長さを調整して下さい。
加工は、ノコギリ、ヤスリ、サンドペーパー、電動ドリル、電動ドライバーなどがあれば出来ます。
ボール盤があれば穴あけも楽ですが、電動ハンドドリルでもできます。
節の部分は固くて穴あけが難しいので、なるべく節の少ないSPF材を選んで購入して下さい。
金具の向きを間違えないように取り付け・・・
ナット付き角座はアーム内側、蝶番はアーム外側です。
3つの内、2つのノブスターのカバーに、ゴム紐を通す穴をあけます。
で、完成~!
「で」って、めちゃめちゃ端折ってますが、完成写真で想像して組み立てて下さい。w
ゴム紐は、ノブスターに縫い糸が引っかかるのを防止します。
材料代は2,000円程で製作でき、使うことによりレザークラフトの作業効率がかなりUPしますので、
興味のある方はレーシングポニーの自作に是非チャレンジしてみて下さい。